『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』は、謙虚なサークル氏によるライトノベルを原作としています。マンガアプリ「マガジンポケット」で連載されたコミカライズ版が大ヒットし、シリーズ累計発行部数は300万部を突破しました。この人気を受けて、2024年4月から6月にかけてテレビアニメ第1期が放送されました。
アニメ制作を担当したのは、秋田県に本社を置く「つむぎ秋田アニメLab」です。この制作会社の特徴は、多くの工程を内製化していることです。一般的なアニメ制作とは異なり、海外への依存度が低いのが特徴です。
本作の主人公であるロイド=ディ=サルームは、サルーム王国の第七王子として転生した10歳の少年です。前世の記憶を持ちながら、膨大な魔術の知識と魔人レベルの魔力を秘めています。ロイドの声を担当する小市眞琴さんは、「コミカライズの時点で、バトルシーンや表情が丁寧で美しいなぁと読んでいた」と語っています。
その他にも、古代魔術を操る魔人グリモワール(CV:ファイルーズあい)、銀の剣姫の異名を持つメイドのシルファ(CV:Lynn)、気術を使う武術家タオ(CV:関根明良)など、個性豊かなキャラクターが登場します。
本作の制作には、いくつかの特徴的な点があります。まず、エンドクレジットの表示方法が一般的な作品と大きく異なります。これは、つむぎ秋田アニメLabの制作プロセスが従来のアニメ制作とは異なることを示しています。
また、原作者の謙虚なサークル氏によると、テレビアニメはコミック版をかなり忠実に再現しているそうです。このことから、原作ファンにも満足度の高い作品になっていると言えるでしょう。
2024年6月18日、テレビアニメ第1期の最終回放送と同時に、第2期の制作が決定したことが発表されました。第1期の好評を受けての続編制作決定と言えるでしょう。
また、第1期のBlu-ray発売も決定しています。第1巻が10月30日、第2巻が11月27日にリリースされる予定です。ジャケットはコミカライズを手がける石沢庸介氏の描き下ろしとなっています。
『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』が注目を集めている理由はいくつか考えられます。
これらの要素が相まって、『第七王子』は今注目の異世界ファンタジー作品となっているのです。
第2期の放送時期や具体的な内容はまだ明らかになっていませんが、第1期の成功を受けて、さらなる展開が期待されています。ファンの皆さんは、続報を楽しみに待ちましょう。